クリニック専門 組織コンサルタント
ほうすう(鳳雛)田原です。
近隣競合が大きく、強くても、全く問題ない!
今回は、
マーケティング 6「競合の裏を突く」
に関してお伝えいたします。
目次
1、今回の要点
・コロナ問題等をきっかけに、経営を今一度考え直す
・近隣が大規模医院でも大丈夫
・訴求ポイントの作り方は?
2、クリニックは簡単に潰れない
クリニック経営って、
競合のことをそこまで深く考えなくても、
どこか成立する面があったかと思います。
・「歯科医院の数は、コンビニの数よりも多くて~」・「クリニックの数が年々増えて、年間〇件のクリニックが倒産して~」
と巷では騒いでいても、
まあなんとかクリニック経営は成り立ってきた人が多いのではないでしょうか?
保険制度という、
民間企業では考えられない、
極めて有利な土壌・土台があるので、そこまで必死に、
・競合研究・見込患者理解
をしなくても、倒産まではいかないのが現状でした。
3、コロナ問題が大きな転換期?
しかし、コロナ問題が起きてからは、今後どうなるかはわかりません。
また何かがあった時に、補助金等で命(資金繰り)をつないでも、
いつまで充分な援助をしてくれるかもわかりません。
早め早めに、というか、もうそろそろ、
a、競合との差別化b、独自の路線c、患者様を惹きつける魅力の言語化
この辺りを真剣に考える時期です。
4、競合の裏を突く
近隣の医院・病院を10軒徹底的に調べましょう!
とは言いません。
まずは、2か3医院程度でいいです。
特に、
・貴方の医院から近い医院・貴方の医院より規模の大きな医院・貴方の医院と似たコンセプトの医院
この辺りを調べて、貴方の医院が有利になるように、
訴求・情報発信をしていきましょう。
近隣がどれだけ、
・規模が大きい・建物が立派・土地が広い・駐車場が広い・従業員数が多い
としても、必ず弱点もあるものです。
物事には必ず二面性があります。
A、規模が大きいが、その分(院長ほど真剣度が高くない)勤務医ばかりが診るB、従業員数が多いから、末端まで教育が届かず、学生気分のスタッフもいるC、従業員数が多い分、トラブルも多く、入れ替わりが激しい
何も近隣のマイナス面を訴求するのではなく、
マイナス面を考えに入れた上で、
『それに比べて、自医院はその側面は勝っているな』
というところを強化・発信していくのです。
5、具体的に何を訴求するか?
上記の例で考えれば、
例えば、
・若手のDrに任せきりにせず、院長が必ずチェックします・当院は離職率が低いので、患者様とも長期のお付き合いをさせて頂いています・教育の行き届いた、少数精鋭のプロスタッフが丁寧にご対応いたします
という具合に、訴求ポイントを近隣と比較して、
勝っている点で、わかりやすく伝えていくと、確実に新患数は増えます。
ぜひ一度、ゆっくり時間を取って、考えてみてください。
ご家族やご友人の方に、近隣医院に患者として行ってもらうのも一つの手です。
6、まとめ
A、今までは、なんとか経営も成立した
B、コロナ問題・物価高(仕入価格高騰)をきっかけに、今一度きちんと考え直すタイミング
C、近隣の弱点を加味して、自医院の訴求ポイントを考える
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