クリニック専門 組織コンサル
鳳雛(ほうすう)の田原です。

 

「木を見て森を見ず」

「枝葉末節」

という言葉があるように、

a、目先のことばかりに夢中になる
b、全体像を把握した上で、今すべきことに注力する

この2つには大きな違いがあります。

 

まあ、要するに、

「何事も全体像を把握した上で、目の前のことに取り掛かりましょう!」

という話ですね。

 

 

1、クリニック経営とは?

 

では、
一口に「経営が大事」などとは言わず、
クリニック経営とは、何を指しているのか?

全体像の中身を見ていきましょう。

 

大きく分けて7つ

だと私は考えています。

 

1、診療・接遇

2、集患

3、業務効率化

4、採用

5、人材育成

6、組織運営

7、資金繰り

 

この7つが大切になってくるのではないでしょうか。

どれも欠かせないモノです。

 

 

 

2、そして細分化

 

今回は、深くは語りませんが、
上記の7つの中に、
さらに細分化された業務があり、
それが、日々馴染みのある仕事となります。

 

例えば

1、診療・接遇
 a、メニュー
 b、単価
 c、担当者
 
 
2、集患
 a、新規ーネット
 b、新規ーリアル(看板等)
 c、新規ー紹介
 d、リピート
 
 
3、業務効率化
 a、デジタル化
 b、動線・担当者の見直し
 c、外部活用

 
4、採用
 a、ネット対策
 b、リアル対策
 c、見学準備
 d、面接準備
 e、内定後対策
 
 
5、人材育成
 a、マニュアル作成
 b、教育スケジュール
 c、教え方教育
 d、セミナー活用
 e、研修実施
 
 
6、組織運営
 a、ルール作り
 b、給与額・ボーナス額決定方法
 c、配置(人事)
 d、個別面談
 e、労務
 
 
7、資金繰り
 a、投資
 b、節税対策
 c、借入
 d、内部留保
 
 
 
といった感じです。
 
 
これらを円滑に進めていく『手段』として、
 
・HP活用
・SNS活用
・ミーティングの実施

等があるわけです。
 
 
この全体像をまず、スタッフの方に示さないと、
スタッフさんはわけがわからなくなります。
 
スタッフさんは、
院長ほど、経営に興味はありませんし、
経営の知見もありません。
当たり前ですが・・・
 
全体像を示さず
 
「患者数を増やす案を出してくれ」
「効果的なミーティングをしろ」
 
といっても、
?状態になります。
 
 
そもそもこれは、
 
・全体像のどこの部分のことを言われていて
・何のためにそれをやらないといけないのか?

 
そこが理解できないと、
人は自発的には動かないものです。
 
 
 
 

3、まとめ

 
A、まずは経営の全体像をスタッフに示す
B、全体像の中で、その業務の「位置づけ」と「役割」を伝える
C、何のためにその業務が必要かをきちんと伝える
 
 
クリニック経営 全体像
の細分化したモノ、
それぞれの解説は、また今度行います