先日、関係者の組織の中で、
他者に注意している人を
第三者的に拝見していて思ったこと。

 

1、客観的に、他者のバトルを見て感じたこと

当事者はどうしても感情的になっていたり、
自分の正義を正しいと思っているので、冷静になれませんが、
周囲の当事者でない人は、冷静にこう見ています。

 

A、まず、圧倒的な実力がある人は、そうそう怒らないだろうな
 ということ

B、正論で論議に勝っている時ほど、しつこい

 

 

2、小物は吠えて、大物は吠えない

 

Aですが、自分に圧倒的な実力があって、且つ周りに
認められている人は、そうそう他人を怒らないだろうな
ということです。

逆に言えば、周りに認められている実感がなくて、
自分に自信がない、もしくは
「なんで私の良さ・すごさをわかってくれないんだ!」
と思っている人ほど、
自分の実力を知らしめるために、
批判したり、怒ったり、自分のスゴさの自己顕示をしたりする。

本当に実力がある人は、余裕もあるから、
圧倒的な力がある上で、
敢えて、相手にチョイ負けしてあげてたり、
相手のご意見を伺ったりするもんだな と。

 

 

3、叱らないといけない時に、注意すること

理不尽な怒りをぶつけられて、
精神的に疲労している人はいるものです。

そんな時は、私はこのセリフを贈ります。

それは・・・

「大丈夫。安心して。
 誰がすごくて、誰がすごくないなんて
 周囲はちゃんとわかっている」

これです。

私の経験則では、
このセリフを贈った後は皆様、安堵された表情になります。

 

4、注意がくどい!

『B、正論で論議に勝っているときほど、しつこい』

は、確かに注意している人の言っていることが
明らかに正しくて、そのとおりというケースもあるのですが、
その時、注意している人は、
自分の言い分が正しい分、
その論説が長いのです。

「どうだ、すごいだろ、俺が正しいだろ、あなたが間違ってるだろ」

と言わんばかりに。
場合によっては、同じ話を何回も繰り返して言っていたり…

聞いている方は
「もうわかったから!」

といった感じです。

注意されるのは誰しも好きなことではありません。
(たまにそれを真摯に受け止めて、自分の成長材料になるから
喜ぶ人もいますが、極少数ですし、長いのはイヤがります)

 

言いたいことは簡潔に伝えて、
言い終われば、
「物足りんな」
ぐらいのところで、早めに切り上げて、
一言くらい良いところを褒めたり、
フォローすることも重要です。

なぜならば、注意された相手にしてみたら、
「良いことを教えてくださった」
という印象より

「しつこい、クドい、わかったから!」
という感情の方が強く残るからです。

 

5、まとめ

人を注意する際は

1、相手の考えも伺う余裕が必要。
自己顕示の場と混同しない

2、しつこすぎると、違う感情が印象深くなる

ということです。