臨床の勉強は大事です。
そして、医院経営の勉強も大事。

両方大事です。

その医院経営の勉強に関してですが、
経営となると、医療収入等の数字面と
あと、スタッフの育成や管理といった、
「マネジメント」面があります。

特に、マネジメントは、
ちょく結果につながりますし、
院長先生本人や、スタッフの方の精神面にも
大きな影響を与えます。

 

1、マネジメントとは、何を勉強すればいいか?

 

対スタッフの方との

・伝え方
・指導の仕方
・挨拶の仕方
・声かけの仕方
・表情
・言葉選び
・タイミング

等、いろんなことが大事です。

そして、このブログでもそうですが、
それを勉強する場はあり、知識として吸収することはできます。

 

 

2、院長がやってしまいがちな失敗

マネジメントを勉強される方は多いです。
しかし、その後が大事なのです。
やってしまいがちな間違いは・・・

「それを発揮する場では、忘れてしまう」

ということです。

あれだけ事前にいろいろと
コミュニケーション等に関して、

・「こういう風に接したらいい」
・「7割は相手の話に耳を傾けた方がいい」
・「挨拶は大事。しかもこういう挨拶の仕方が大事」

とか学習したはずなのに、
いざ、それを発揮する場になると、
すっかり頭からとんじゃって、
勉強する前と変わらない、同じ対応をしてしまうのです。

こういう方、本当に多いです。
私もけっこうな頻度でやってしまいます・・・

会社の面接とかが顕著な例ですね。

あれだけ、面接対策したのに、
本番になると、緊張して、舞い上がって、
すべて忘れてしまう・・・とか(笑)
基本、これと同じです。
しかも、そこに自分の感情(ムカつく、イラつく等)が
伴ってしまうと、
まあ、学習したことは、一時的に頭からスッポリ抜け落ちてしまいます。

 

 

3、マネジメントの対策

上記の、「忘れてしまう」の対策としては、

『習慣』

です。

毎日、家を出た時に、決まった時間・決まった場所で

1、「思い出せ!!」
2、「あんだけやった学習を発揮する本番がまさに、今からだ!!」

と自分に言い聞かせることです。
毎日。

 

 

4、他の対策

他、忘れがちなこと対策として、

「スマホのメモアプリに、気を付けるべきことを入力し、隙間時間に確認する」

という方法も良いです。

至極当たり前で、ノウハウと言えるものでもありませんが、
重要なのは、

「本当にそれを行うこと」

です。

人間、必ずどこにも持ち運ぶモノとして

・財布
・スマホ

があると思います。

このスマホに、

「忘れがち、だけど重要なこと」

をメモしておき、ちょくちょく確認するのです。
それくらい、人間は忘れっぽい生き物です。

これらをするだけで、
スタッフに対する対応の仕方が変わり、
医院も良い雰囲気になります。
(徐々に、徐々に ですが)

 

5、まとめ

・臨床も勉強も大事だが、経営者である以上、マネジメントの勉強も大事。
・勉強したことは、忘れるのが前提。何度も思い出す作業が必要
・厳選した、上澄みの重要なことをスマホに記録しておき、何度も確認する