院長も「優秀」と感じる、スタッフの方はいますか?

ビジネスパーソンとしても優秀。
だけど、どこかのタイミングで医院の皆に煙たがられて、
結局、その優秀な本人も退職する・・・

という事態を、あなたは経験したことはありませんか?

 

 

1、優秀な人は、他業界からの転職者が多い?

なぜ、優秀なのに嫌われるのか?

そういう人は、私の経験則だと、
医療業界どっぷりの有資格者ではなく、
他の民間企業で経験を積んで、
医療業界に転職してきた人に多い印象です。

では、なぜ、
嫌われてしまうのか?

最悪、退職に至るのか?

優秀なのに・・・

 

 

2、優秀な人が嫌われる理由

答えは、

『〇〇愛が強く、正義感も強いから』

です。

 

〇〇愛とは、

・「患者様愛」
・「地域愛」
・「医院愛」
・「仕事愛」

だったりします。

それが強すぎて、且つ正義感も強いから、
それを100%できていない人や、
100%にできていない組織を作っている院長に
人一倍腹が立ったりするのです。

 

入職当初は、
仕事を覚えることに必死だったので、
そのようなことは表面に出さなかったのですが、
仕事に慣れてきて、
ある程度の発言権を得たと感じた時、

(本人の基準の中で)周囲のいいかげんさが許せなくなり、
不満をぶちまけるようになるのです。

まあ、悪く言えば、
青臭くもあるわけです。

 

 

3、では、院長としてどうすればいいのか?

その正義感の強いスタッフの方に
辞めずに続けて欲しい前提であれば、

 

A、本人の視点を変えてもらう

→「10年後の成長したAさんが、今のAさんの〇〇している姿を見たら、どう言うと思います?」

B、将来を語る

→「今の現状では難しいが、将来的には△△していこうと考えている」

C、部分的に譲歩はして、できないものはしないことを伝える

→「確かにAさんのおっしゃるとおりで、この部分は直していきます。
ただ、あの部分は現実問題難しいので、意向に沿えられない」

 

等です。

手垢のついた言葉ですが、
そういう正義感の強い人は、

『自分の正当性を認めてほしい』

のです。

誰よりも承認に飢えている可能性が高いです。

せっかく優秀なのであれば、
まずはそれときちんと言葉で承認することです。

それだけのことで、だいぶ事態は改善されます。

 

 

4、まとめ

正義感が強過ぎて、
それ故に、ごもっともな不満を言う人は、
まずは、承認してあげること。

そして院長は、
もう一つ上の段階の器で対応すること