クリニック専門 組織コンサル
鳳雛(ほうすう)の田原です。
 
 
「優秀な人材への対策」に関して。
 
 
結論、
「優秀な人にこそ、時間を割き、これをしよう」
です。
 
 
 
 
 

1、前回のおさらい

 
 
前回の続きです。
前回は、
 
『退職』が頭をよぎるには順番。
 
 
1、不安
 ↓
2、不満
 ↓
3、周囲に相談・確認
 ↓
4、医院批判
 ↓
5、退職
 
 
この5段階。
 
 
✓スタッフは連休中に我に返り、考える。身内に相談する
✓連休前、連休後に院長から伝えた方が良いことがある
 
 
とお伝えしました。
 
退職までの順序
 
 
 
 

2、優秀な人材だって、退職を考える

 
 
で、
大事なのが、
優秀な人材も、連休中に退職を考えることがあることです。
 
どんな人かというと、
 
『孤軍奮闘スタッフ』
 
です。
 
 
院長も管理職の人も、
 
✓できないスタッフにばかり目が行き、
 

✓できるスタッフはほったらかし

になることが多いのです。
 
 
 
孤軍奮闘している、仕事のできるAさん本人にしたら、
 
・「なんで私だけ仕事量が多いのよ」
・「私は『できて当たり前』と思っていない?私だって工夫してやっているのに」
・「なんであの人は、あの程度のことができただけで褒められるのよ」
・「私がこれだけやっても、勤務歴が長いというだけのAさんの方が給料高いのはなぜ!?」

・「仕事できない同僚のカバーをしているのに、なんで私とあの子が同じ評価なの?」

 
これらのことを思っていたりします。
 
そして、
ノンキな、のんびりした、鈍感な
管理職ほど、
優秀な部下の、そういう気持ちに気づいていません。
 
 
「Aさんは医院のために頑張ってくれているし、大丈夫でしょう」
 
と間の抜けた考えです。
 
 
 
 
 

3、管理者はどうすればいいのか?

 
ボンクラなスタッフよりも、
優秀で孤軍奮闘しているスタッフにこそ、
目をかけましょう。
 
 
そして、
 
a、頑張りを認め
b、適正な評価をし

c、単独で頑張らなくいい環境を作る

これらにエネルギーを注ぎましょう!
 
 
ボンクラなスタッフを
-100から-50に更生させるより、
 
優秀なスタッフを
+50から+100へ成長のサポートをする方が、効果が高いです。
 
+100となったスタッフは、
管理者がいなくとも、
他のスタッフの成長を助けてくれます。
 
 
 
 

4、まとめ

 
A、文句を言わず、仕事をこなす人材こそ、ほったらかしにしない
B、孤軍奮闘状態に気づき、それを解消する
C、適正な評価をし、業務の偏りをどうにかしてあげましょう!