クリニック専門 組織コンサル
鳳雛(ほうすう)の田原です。
Q、勤務医の採用に苦戦している
A、アナログこそ大事にする
採用活動には、
ネットとアナログがあります。
Guppy等のネット活動も、
見せ方を工夫すればまだまだ採用応募者は増えます。
ただ、
ネット求人媒体からの応募者を採用して、
一年後くらいには
「失敗だったな」
と思われたケースも少なくないでしょう。
人材の善し悪しを
おおよその肌感覚で述べれば
良い順番としては
紹介 > ネット求人媒体 > 人材紹介会社
となるでしょう。
既存スタッフからの
『つながり採用』が一番、
当たりの可能性が高い。
ということです。
ですから、
ネットでの求人対策もしっかり強化しつつ、
それ以上に力を入れるのは、
今いる、バイトDrに対して真摯に対応する
ということが、
長期的には、採用に関して大事な要素となります。
具体的に何をするかというと・・・
・労務的なことをきちんとする(主従、滅私奉公的な考えを持たない)
・治療をきちんと教えて、バイトDrの成長に関心を持つ
・様々な治療を体験させてあげる
・マメに声掛けをして、不安がないかを確認する
・人として尊敬されるくらい、大きな器で接する
時間と労力を惜しまず、
バイトDrを大切にする心がけを持って、
上記のようなことを積み重ねると、
大学内のDrの間で、徐々に良い噂が広がります。
遠回りのようですが、
これこそ、良い人材を採用していく上では欠かせない業務です。
目先の付け焼き刃の対応をいち早く卒業して、
長期的視点を持って、盤石な地盤を作ることに注力したいところです。
現実的には、
バイトDrに対して、
上記の逆をやってしまう医院も少なくありません。
✖ バイトDrに無関心。ほったらかし
✖ 最低限の作業だけを任せて、育成をしない
✖ 労務関係も適当
✖ バイトDrが、ベテラン看護師やDHと上手くいってなくても助けない
✖ 挨拶をしない。声掛けもしない
このような場合、
99%の確率で、大学内で悪評が回ります。
もちろん、
そんなこと、院長の耳には入らないので、実感はないのでしょうが・・・
まとめ
バイトDrに真摯に接して、
良い評判になることこそ、採用活動にはプラス