1、患者数が多くても困っていること

あなたの医院では、
毎日の患者数はいかがですか?

どの医院も競争は激化しているので、
患者数の確保に力を入れるわけです。
当たり前に…

私は、「組織強化専門」ということを謳って、
コンサルティングをしているわけですが、
(もちろん、新患数UP、リコール率UP等でもお手伝いしております)

それによって、比較的

「患者数には困っていないが、組織をもっと機能させたい」

という院長先生に声をかけていただくことが多いです。

で、実際に医院に伺うと、
確かに患者数には困っているご様子はなく、
予約も埋まっている医院様だったりします。

 

2、患者数が多い弊害

ただ、どんなに優れた人間でも、
患者数に困らない状況が続くと、
忘れてはいけないことまで忘れることもありますね。

患者様がずっと選び続けてくれているという事実が
下記のような弊害を生むこともあります。

・「患者様がこれだけ多いのは、俺の治療技術のおかげだ。勤務医ももっと見習え」
・「俺の治療の良さに、患者様は待ってでも受けたいから、30分以上待たせても当然だ」
・「患者様が来るということは、俺の診療を認めてくれているということだから
 予約時間通り運べないのは、スタッフの要領が悪いからだ」
・「これだけ患者数が多いのだから、教育の時間なんて取れない。
スタッフが自主的に学べばいい。それが嫌なら辞めればいい」
・「患者数の多い、この俺の医院で働くんだから、スタッフは意識が高くて当然。
 居残りして技術UPするのも当然。休日に自主的にセミナーに参加するのも当然」

といった考え方を生むケースもあったりします(実話)

 

3、で、することは?

ここまでとはいかないまでも、
上記のような考えに30%でも近さを感じたりはしませんか?

物事にはタイミングや距離感が大事になってきます。

患者数が多い時こそ、

 ・過去の閑散期のこと
 ・運転資金に困った時期のこと
 ・ローン返済ができるか不安だった時期

のことを思い出して

・今、患者様が来てくれていること
・今、スタッフが自院で働いてくれていること

を再度考え直してみてください。

 

4、集約する一つ

 

「傲慢になってはいないか?」

と自問自答すると、見えてくるモノもあります。

元々、誰かに技術・ノウハウを教えてもらったことによって、
今の自分があるのだから・・・

 

5、まとめ

・今の、予約数が多い状況は、自分一人の力ではない
・傲慢な考えは、患者様もスタッフの人も、意外と見抜いている
・もう一度、大変だった時代を思い出して、今を考える