12月になりました。

来月から新年、2020年になりますが、
『タイミング』
というのは重要で、
新年だからこそできることがあります。

 

1、院長が考えていることを実行するにも、スタッフが嫌がる

中には、院長・スタッフ一同で初詣をされるところもお有りかもしれませんが、

初詣は、
「自分への誓い」であったり
「周りへの感謝」
を想ったりすることも多いかと思います。

医院として前々から、

・「こんなことを始めたいんだよな」
・「ここはもっと皆に改善してほしいんだよな」
・「ここは新たなルールを作って、改善したいんだよな」

等、いろんな思いがあるかと思いますが、
それをいざ始めるとなると、スタッフの皆の頭の中は、

×「なんで今更そんな変更をするの?」
×「今までのやり方でいいじゃない?変えるのはめんどくさい」
×「なんで急にそっち都合で嫌なルールになるの?」

と思ってしまいます。

もちろん、院長も
スタッフのそのような空気感を悟って、
躊躇されることは多いはずです。

 

 

2、新年というタイミングを上手く利用する

 

なぜ、新しい取り組みを始めにくいのか?

要するに、これまでのルール等を変更する理由がわからないのです。
タイミングと理由がわからないのです。

そんな時に、“きっかけ” があれば、新しい取り組みはやりやすくなります。

そう!それの一つが“時期”です。

“新年”というのは、理由になります。
大義名分がたつのです。

 

・「2020年からはこういうルールにして、改善していきます!」
・「2019年はあまり良い結果が出なかったので、今年からこうします!」
・「新年を迎えたので、気分一新、こうしていきます!」

と言えるのです。
このタイミングを逃すと、少なくとも半年間はで変更がしづらくなってきます。

ですから、一つでもいいです。
小さなことでもいいです。

前々から変えたかったルール、改善事項を
新年のタイミングに、

宣言 and 実行

しましょう!

 

例)
・今年から、休憩時間の最低10分は、技術向上の練習時間に充てよう
・週報を始めましょう
・マニュアルを毎月最低5ページ分は作成していきましょう

 

 

3、変更する内容

 

ただ、大事なのは、医院・院長だけにメリットのある改善ではなく、
スタッフ自身と患者様にメリットのあるような改善が良いです。

また、どう考えても医院側だけにメリットのある改善をするのならば、
別として、スタッフにも嬉しさが芽生える改善も用意してほしいところ。

例えば、ユニフォームの種類を増やして、今後は毎日選んで着られるように等。

 

「自分に関係ないこと」

には人は意欲が湧きません。

患者様・院長・スタッフ
の3者にメリットがあるような取り組みが良いですし、
それが難しいとしても、
「自分に関係がある」
と感じられるような工夫や、意味づけは重要です。

それがなければ、スタッフの方は、
最初だけ表面上は従うフリをしてくれますが、

そのうち、なし崩し的に「やらない」方向になっていき、
院長もスタッフの尻をたたくのが面倒になり、

『始めたけども、継続しなかった』

という同じみの結果となってしまいます。

 

 

4、12月を使って準備する

 

医院にとって、12月は忙しい月です。

それでも、なんの準備もなしに、
12月の暮れにちょこっと考えたことを新年に
「さあ、始めよう!」
と言っても、
それは早晩、しりすぼまりになっていくことが目に見えます。

12月の1ヶ月間を活用し、
毎日のスキマ時間を使って、少しずつ、

1、現状を考えて、実行可能な新しいことを考え
2、患者様とスタッフのメリットは何か?についても考え
3、どのような伝え方をしたら聞く気になるかを整理する

これを行ってみてください。

このようなことをしないと、
医院に『前進』はありません。

また、
「特に何も変わらず、あっという間に1年が過ぎたなー」

と2020年の12月頃に思いふける結果となってしまいます

 

 

5、まとめ

A、新しいことを始めるにしても、「タイミング」と「伝え方」を工夫しないと、スタッフはついてこない
B、新年というタイミングは、良い大義名分になる
C、新しいことを始めるのは、皆エネルギーのいることだから、
「何を、どう伝えるか」は日にちをかけて、入念に考える