クリニック専門 組織コンサルタント
ほうすう(鳳雛)田原です。
 
 
スタッフさんからも良いアイデアは出るものですよ。

実は、その後が問題・・・

 
 
7回シリーズでマーケティングの基本をわかりやすく。
今回は、
 
『マーケティング 1』
 
に関してお伝えいたします。
 
 
動画でもお伝えしていおります。
 
 
 
 
多くの病院・医院で
コロナの影響が少なからずありました。
 
今後もどんな不測の事態があるのかわからないので、
やはり「内部留保」は大事になってきますね。
 
 
 
 

1、要点

 
 
A、「技術志向に偏り過ぎず、マーケティングを本気で」
 →内部留保がないと怖い。今こそマーケティング
 
B、院長の覚悟が必要
 →言い訳せず、先手先手でマーケティングを実行し、
 「将来のラク」を手に入れる
 
C、スタッフの人にも『外』を向いてもらう
 →スタッフが、内側にばかり気を遣うのは?
 
 
 
 
 

2、マーケティングとは?

 
 
そもそもマーケティングとは何か?
 
私の解釈ですが、
わかりやすく言うと、
 

「顧客(患者)側から、手を上げて来院していただく仕組み」

 
です。
 
売り込みも説得もせず、
顧客の方から手を上げて、
「ぜひ、買いたい」
と言ってくれるような仕組みを作ることです。
 
 
 
 

3、技術志向に偏り過ぎず、マーケティングも

 
 
貴方も実感されていると思いますが、
医療の世界では、
技術志向、技術偏重の考えが強く、
その空気感が根強いと思います。
 
別にそれを責めるつもりはありません。
技術あってこその医療ですし、
医師でない私が、肯定も否定もできないと考えています。
 
ただ、理事長・院長である限りは、
患者様のためにも、
医院を残す使命があると思います。
 
貴方の医院が良い医院で、地域に必要とされている限りは
その医院がなくなってしまうと、地域の人は困りますし、残念がります。
 
当たり前ですが、医院を残すためには、
 
・利益
・キャッシュ

・内部留保

が必要になります。
 
そして、利益を残すためには、根本的な経済の原理として、
 
『需要と供給』
 
の関係は無視できません。
 
当たり前過ぎる話ですが・・・
 
 
要するに、
供給(他の医院)がこれだけ増えて、
患者側に選択肢が多い現状を考えると、
 
技術も重要ですが、
同時にマーケティングも重要となるわけです。
 
 
 
 
 

4、院長の覚悟が左右する

 
 
まずは、院長自身がマーケティングに
時間と労力を割く決心が必要です。
 
院長自身、
利益の大切さは重々承知しているのに、
 
どこか「後回し」にしていて、
他人事のように考えているケースが意外と多いのです。
 
 
例えば
・「忙しいから、それ(マーケティング)はあとだ」
・「収益が上がらないのは、スタッフのカウンセリングが下手だからだ」

・「大学でマーケティングなんて勉強しなかったからしょうがない」

 
コロナによって、利益額が下がったり、
内部留保の重要性を再認識したのであれば
まずは院長自身がマーケティングにも今一度本気になることこそ重要です。
 
マーケティングを軽んじることなく、
後回しにすることなく、
先手先手で、手を打っていくことが
「将来のラク」
を生みます。
 
 
 
 

5、スタッフの人にも『外』を向いてもらう

 
 
私の経験上ですが、
スタッフの方、一人一人と
1対1で話をすると、意外と、外を向いているのです。
要するに、患者様の方を向いているのです。
 
ただ問題があって、
 
『スタッフは、組織全体となると、内向きになる』
 
という特性です。
 
 
スタッフには女性が多いのもあってか、
全体としてかたまると、
 
・声のでかい人に気を遣ったり、
・なるべくスタッフがラクになることに賛成票が多くなったり、

・(不必要に)仲間をかばったり

するのです。
 
 
スタッフの、この、
『全体となると、内向きになる』
特性は根深く、
大袈裟に言うと、医院衰退に繋がる諸悪の根源とも言えます。
 
 
 
じゃあ、どうすればいいのか?
 
まず、
スタッフ全員に、
 
1、患者様を増やすアイデア
2、患者様のご紹介を増やすアイデア

 はないか?

 
という題材で
それぞれが考える改善策を紙に書いてもらうのです。
 
たったこれだけのことで、
意外と良い案も出てくるものです。
 
それぞれの職種の目線に偏る感は否めないですが、
10のアイデアの内、2つくらいは良いモノもあったりします。
 
 
その後に貴方がすべきことで重要なのが、
 
a、アイデアを出した人が悪者にならないようにする
  ※「皆が面倒臭くなることを言い出しやがって」の空気にならないように
b、良い案はきちんと実行する。「忙しい」を言い訳にしない

c、案を出した人だけが業務が増えるようにしない

 
良い案は、
・発案者を悪者にならないようにし、
・発案者にメリットがある形にし、
・きちんと実行する
・そして、結果の計測も怠らない
 
これが抜けてしまうと、
院長への信用が下がります。
 
「どうせ案を出しても、結局実行しないし、継続しないし、私が悪者になるし・・・」
 
と。
 
「結局、(継続しないから)何も変わらなかったし、業務が増えただけだった・・・」
 
と、
その後は、
体裁だけの、
無難な、
中身のない、
アイデアしかスタッフは出さなくなります。
 
 
 

6、まとめ

 
A、コロナで「不測の事態」があることは実感した。今こそマーケティングを本腰で
B、院長自身に、言い訳をしない決心が必要
C、まずは、スタッフに案を出してもらう
 
マーケティングの具体的なノウハウは
次回以降お伝えいたします
 
 
 

7、ご案内

年末か年始にクリニック全体で
『目標設定』の作業をされるところもありますね。
 
ただ、毎回、
年始に立てた各人の目標も、
結局は4月頃には忘れ去られている・・・
 
目標を紙に書いて、貼り出しているが、
ただ単に「景色」となっている・・・
 
という事態に陥っていませんか?
 
それは
目標設定にもコツがあって、
そこを押さえていない場合、
ほとんどのスタッフが、目先の忙しさを言い訳に、結局は何も変わりません。
 
 
きちんと成果・成長に繋がる、効果的目標設定の出張研修も行っております。
内容を少しあげると
 
 
 
 
『他の講師があまり言わない、成果を生む目標設定法』
 
<内容>
・表の目標と、裏の目標
・目標が達成できない理由
・それを踏まえた目標の作り方
・達成基準の間違い
・上手い罰の作り方
 
 
<代金>
¥34,800(税込)
※当日現金払い
 
<受付>
2023年1月15日(日)まで
上限に達し次第、受付終了いたします
 
※実施日は1/15以降でも可。日程は話し合いで 
 
 
 
効果的な目標設定の作り方をプロに任せたい方、
出張研修にご興味のある方は
ひとまず問い合わせだけでもOKです。