クリニック専門 組織コンサル
鳳雛(ほうすう)の田原です。
 
 

「まあ、害はないんだが、覇気もないスタッフでね・・・」

 
 
こういう声、しばしば耳にします。
 
医院には少なくありません。
 
・別に不平不満を言ったりはしない
・院長や上長の言うことに反発するわけでもない
・だけど、積極的に何か良い意見を出すわけでもない
・何を投げかけてもリアクションが薄い
 
 
 
このようなスタッフの方・・・
あれはなんなのでしょう?
 
 
 
 

1、反応が薄いスタッフの真因

 
 
結論、
『マンネリ』の可能性が高いです。
 
 
 
このようなスタッフ様が、幾人かいらっしゃるような医院様を拝見した時、
私は「何かしらの理由がある」
と考えます。
 
・Z世代だから
・今どきの若者は・・・
 
といった、
誰でも言いそうな発想には逃げない。
 
 
 
冷めたスタッフ様が多い時、
私がまず考えるのは、
 
✓ 院長や上長がガサツでないか?
✓ 残業が多くないか?
✓ 労務的な問題がないか?
✓ 上長が言行不一致ではないか?

✓ 過去に何かあったのではないか?

 
 
このようなことにアンテナを張ります。
 
 
その結果、
上記をすべてクリアしていた場合は、
 
『マンネリ』
 
になっているケースが多いです。
 
 
 
 
・スタッフ数が8名以下
・勤続年数が皆、3年を超えてきた
・一日患者数が、やや低い数で安定してきた
 
 
このような状態の医院様では、
マンネリスタッフが増えてくる傾向があります。
 
 
 
毎日、
 
・同じ空間
・同じ顔触れ

・代り映えのない仕事内容

 
 
これではマンネリになるのも
仕方ありません。
 
 
 
 
 

2、マンネリの打開策

 
では打開策は?
 
はい。
例えば以下の5つ等を実施してみてください。
 
 
A、ヒアリングの上手い外部コンサル等を活用し、1on1を実施する
B、新患数を増やして、刺激を増やす
C、若手を採用し、新しい風を入れる
D、育成の仕事を与える

E、発信の仕事を作る(外部への講演や地域交流。SNS発信等)

 
 
 
人間の特性として
 
・飽きる
・冷める
・やる気は続かない
 
というものがあると、私は認識しています。
そういう前提で、何事も対応するようにしています。
 
 
毎日同じことの繰り返しではなく、
意図的に、
新たな刺激を与えていきましょう。
 
 
 
 

3、まとめ

 
a、スタッフの反応が薄い場合、労務的な問題はないか?
b、スタッフがシラケている場合、上長が口だけの人間になっていないか?
c、マンネリの打開策は、新しい刺激を意図的に作ること