今回は、
コンサルティングの中で
多くの院長が腹を立てている、
「自称被害者スタッフ」
の人への対処法をお伝えします。
結論から言うと、
人対人のトラブルがあった際、
伝えるべきは、
「人間、誰しも自分が悪いなんて思っていない。
相手が悪いと思っている。
だが、ほとんどの場合、お互い様。」
「相手にも悪いところはあると思うが、
・自分にも原因がなかったか?
・自分が相手の期待に応えられなかったことはないか?
を考えてみないといけない」
ということです。
目次
1、伝え方
自分が悪いなんて、露ほどにも思っていない人へ、
その考えの甘さを伝えるには、
口頭だけだと伝わりづらいので、
ホワイトボードに書きながら伝えています。
(人のイラストや矢印等)
時間軸で考えると、
『現在』もそうですが、
『過去』も含めると、
大概の人が、
誰かに失礼をして、許されてきています。
そして、
許されている人ほど、
そんな自覚もなく、
被害者意識で、相手の非ばかりに目がいきます。
・院長VSスタッフ様
・スタッフ様VSスタッフ様
時には
・スタッフ様VS田原
というケースもあります。
2、痛い人の頭の中
感情的になっている人は、
100%の確率で
「あいつが悪い!私は被害者だ!」
となっています。
が、
よくよく、事実確認をしていくと、
その“自称被害者”の人こそ、
・自分の狭い世界(知識不足の脳みそ)の中で、主観で判断している
・相手の言い分も訊かずに、憶測で勝手に怒っている
・自分にも非があることを棚に上げている
こういう過ちを犯しています。
まず間違いないです。
100%と考えていいでしょう。
3、こちらが腹を立ててはいけない
ですから、
そんな“自称被害者”には、
少しクールダウンさせて、
ホワイトボード等を使いながら、
聴覚にも視覚にも訴えながら、
『矢印を自分に向けてもらう』
ということをしていきます。
間違っても、自分自身も同じように感情で返してはいけません。
クールダウンさせないと、
永遠と、被害者意識を持って、
誰か他人を敵視し続けます。
今のトラブルが解決したとしても、
時を経て、
批判対象を変えて、また批判します。
私の実感だと、
それくらい、医院の女性スタッフの方には、
“自称被害者”
が多く存在します。
大概の場合、
その“自称被害者”のフラストレーションは、
『スタッフルームで院長の陰口を言う』
という行為で発散しています。
そして最悪なのは、
「入職当初は、素直だった人材が、
医院のそういう、『私は被害者だ』という風土に染まって、
つまらない人材に変貌していく」
ことです。
あなたも、心当たりはありませんか?
その、負のスパイラルを避けるためにも、
どこかの場面で一度、
上記のように、
ホワイトボードを使いながら、
論理的に諭す機会は作るべきです。
4、追伸
上記を読んでみて、
「そうそう、あいつのことだ!」
と笑っている場合でないかもしれませんよ。
あなた自身も、
上記“自称被害者”に陥っているかもしれません・・・
5、まとめ
スタッフVSスタッフ
で揉めた時は、ある種チャンス。
ミーティングの場などを利用して、
一度、論理的に諭して、
スタッフの方の『考え方』
を根底から変えていくチャンス。
“自称被害者”にも非はあるはずです。
100%あります。
自信を持って、今回の記事の内容を
伝えてみてください。
伝え方にもよりますが、
反論してくる人は、ほぼいません。