今回は、綺麗事抜きです。
きれいなことは言わず、現実的な話をお伝えします。
目次
1、ビジネス書の言葉
ビジネス書でしょっちゅう目にする言葉。
「与えなさい」
「与えつづけなさい」
「Give、Give、Give、&Give」
という言葉。
確かに、
その逆の「Take」、要するに、「奪う」「貰う」
ことしか頭にない人は、
醜い。
うんざりするくらい、醜い。
与えることは立派なことだし、
それは間違っていない。
2、スタッフ教育の、前の段階
ただ、与えつづけると、
それは、
与える側も「時間」「お金」「労力」がかかる。
そのうち疲弊する。
そこで大事なのは、
「広く与えてみる」→「選定」→「与える」
だと私は考える。
この「選定」が大事。
世の中には、上記記載のような
本当に、
「奪う」「貰う」
ことしか頭になく、
与え続けても何の感謝もしていない。
むしろ、
与えてもらうのが当たり前感覚になり、
ちょっと与えなくなると、
「院長ケチですね」
とほざく人さえいる。
まともな人間なら、
・感謝の言葉や態度を示す
・喜んで笑顔になる
・同等のものとはいかないまでも、
きちんと何かで返す
こういう態度を取ります。
「可愛げ」とも言えますね。
上記がないような人は、
振り落してもいいでしょう。
スタッフ教育も同じで、
「この人は、時間・労力・お金を割いて、
教えてあげる価値があるのか?」
「教えてあげるという投資をする
可愛げを持ち合わせているか?」
これを選定基準にしていいでしょう。
教える側も人間ですから、
感情もあります。
感情が、モチベーションと深く関わります。
3、コンサルからの進言
院長先生に、スタッフ教育に関して
私に質問されて、
私の回答により、
院長先生が、ホッと胸をなで下ろす
回答があります。
それは・・・
「ひとまず、院長先生が好きな人、
育てたいと思う人のみ育成してみましょう」
そのとおり実行して、
あとは自然の摂理に任せると、
案外、
時間が解決することも少なくない。
“好き・嫌い”
教える側のこの感情も、
思いのほか大事。
スタッフ教育も
「広く与えてみる」→「選定」→「与える」
です。
まとめ
無闇矢鱈に「与える」だけしても、経営資源のムダ。
世の中、「奪う」発想だけの人間もいる。
まずは、大事な経営資源を割いて、
教育するのに値する人材かの見極めが重要。
人材教育とは“投資”である。
リターンがないどころか、
マイナスリターンを返してくる人材だって、世の中、存在する。