今回は、

「政府の対応を反面教師として活かす」

という内容をお伝えいたします。

最初に断っておくと、
私は、どこか特定の政党に肩入れはしてませんし、
どこかの政党を応援も批判もしていません。

今回、コロナ騒動下の政府の対応は、
表面的なモノを見れば、
お粗末で酷いものもありましたね。

※もちろん、すべてを真に受けることこそ「お粗末」で
裏側の思惑やパワーバランス等もあるのでしょうが・・・

今回は、
報道内容を額面通りに受け取ったら
という前提で
「政府の対応でお粗末なモノ」
に対して、ただただ、腹を立てるのではなく、
自分の世界に当てはめて、
『学び』に変えましょう!

という内容です。

 

1、要点

「良い事」をする前に
「ダメな行動」を減らす方が先決。

政府の対応のダメなところを反面教師にしよう。

 

2、政府の対応 一連

a、アベノマスクの配布
b、「専門家、専門家」発言
c、麻生財務大臣の発言(手を上げた人に給付・民度)
d、加藤厚労相の発言(我々から見れば誤解)
e、星野源とのコラボ動画
f、安倍昭江夫人の花見
g、大臣の任命

 

3、政府の対応からの学び

a、アベノマスクの配布

発注と供給の問題。

資材が枯渇している時に発注して、
他社の供給が行き渡っている時期に配送。

これが企業のバイヤー・発注担当者であればクビですね。

 

b、「専門家、専門家」発言

決定権者は政治家なのに、
いざ、最悪のケースになった時は、
「専門家の先生が悪い」
と言わんばかりの責任転嫁の姿勢。

そのつもりはないとしても
少なくとも、国民にはそう映る。

現に、専門家の方々も、その姿勢に疑問を呈していた。

 

c、麻生財務大臣の発言(手を上げた人に給付・民度)

「手を上げた人には給付する」

元々は国民から集めたお金なのに、
「欲しけりゃ、あげてもいいぞ」
と受け取られかねない物言い。

「民度が違う」

結局は「政治家が良いから、国民の民度も良いんだ」
と言いたいのが丸わかり。
外国に対して、恥ずかしいからやめてくれ
と思われる。

 

d、加藤厚労相の発言(我々から見れば誤解)

自分たちの検証や読みが浅かったことを認めず、
悪いのは、国民や保健所側だと
受け取られかねない発言

 

e、星野源とのコラボ動画

睡眠時間を削って、懸命に働いている医療関係者もいる中、
国のトップが、
ペットを抱いて、紅茶を飲む姿は、
不快感を与えてしまう可能性も高い。

 

f、安倍昭江夫人の花見

コロナ渦で国民が自粛している中、
ファーストレディが模範となる行動を取れていない。
自分の妻も統制できない、国のリーダーに疑問符が残る。

 

g、大臣の任命

・IT政策担当大臣が竹本氏
とてもITに秀でているとは言い難い
(台湾はITのスペシャリストが大臣)

・地方創生大臣が北村氏
発言や行動からも、優秀かどうかは疑問

・経済産業大臣が梶山氏
電通委託問題の答弁はご覧のとおり

 

 

4、上記a~gを医院経営に当てはめると?

a、アベノマスクの配布
(企業の発注担当者であればクビ)

改めて、大局的な需要と供給の流れを先読みしての、
在庫管理、経営予測は重要

 

b、「専門家、専門家」発言
(「専門家の先生が悪い」と言わんばかりの責任転嫁の姿勢)

組織のトップ、
決定権者としては、
「失敗した時は、俺が責任を取る!」

という姿勢は重要。

上記、手垢のついた言葉ではあるが、
コンサルティングで、スタッフの方と1対1の面談を繰り返している私としては、
本当に重要なこと。

トップ(院長)の器は常に見られています。

いざとなったら、逃げる人か?頼りになる人か?

 

c、麻生財務大臣の発言(手を上げた人に給付・民度)

一般的イメージとして、
医師はどうしても、上から発言をする人と見られがち。

実際、ご本人にそのつもりはなくても、
「どこか、周囲を下に見ている」
という誤解はされやすい。

畏敬の念と、上から目線は違う。

特に、業者の人を
人として尊重する気持ちが薄れている院長は要注意。

そういう姿をスタッフはよく見ていて、
軽蔑の対象ともなります。

 

d、加藤厚労相の発言(我々から見れば誤解)

院長も人間。
常に、100%正しいことができるわけでもなく、
失敗や間違いもする。

人は、
その間違った行為に対して、疑問を持つのではなく、

失敗の後の、「悪い態度」によって、疑問を持ち失望する

 

e、星野源とのコラボ動画

この発言をしたら、
相手はどういう気持ちになるだろう?

この行為をしたら、
不快に感じる人はいないだろうか?

少し考えればわかる話なのに、
意外とそれができない人は多い。

私の知る限りでも、

「その発言によって、誰が幸せになりますか?」

と思ってしまう発言をしてしまう院長も少なくないです(笑)

ひとつひとつの発言・行動を慎重に。

余計な一言が命取りになることがある。

 

f、安倍昭江夫人の花見

院長ご本人は上手くスタッフをマネジメントされているが、
院長夫人が
スタッフの方のモチベーションを下げるケースも、ままあります。

スタッフは女性が多いので、
女性(同性)に対して厳しい側面もあります。

そして、
その院長夫人を叱れない院長にフラストレーションを感じることは多い。

院長夫人が医院に関わっている場合の院長は、
今一度、
院長夫人の言動を注視してください。

その辺り、無頓着な院長が意外と多いです・・・

 

g、大臣の任命

私がコンサルティングに入った時、
正直、
内心、

「なんでこの人が役職者なんだろう?」

と思うことも少なくないです。

役職者選定の理由を院長に訊くと、

・「創業時から働いてくれているから」
・「勤務歴が長いから」
・「年齢的に・・・」

といった回答が返ってくることもあり、
絶句します。

ここは一つ、
謙虚に、
「原因は自分にある」
と考えましょう!

医院にモンスタースタッフがいるのであれば、
それは院長の責任。
院長が採用を決めたのだから。

ましてや、
役職者に、
無能な人、モンスター化した人がいるのなら、
それは院長の任命責任ですね。

「あいつが悪い」
と原因を他人に見つけず、
自分にも原因があったことを認め、

新しいルールを作ったりして、
適材適所を徐々に実現していきましょう。

でないと、
優秀な若手が医院を去ります。

「なんで、あんなやつが私より立場も上で、給料も多いんだ!」と。

年功序列なんて、
なんの知恵も勇気も使わない行為はやめましょう。

今一度、役職者選定は慎重に考えましょう。

 

5、最後に

病院・医院経営で
多くが、コロナの影響で、利益が下がっていますね。

・予約数の制限
・平常時以上の手間がかかることにより、人件費や設備代の圧迫
・充分な人材で稼働できないことによる弊害

等。

個人的には、
政府の政策として、

電通に多額のお金を流すのではなく、
医療関係のバックアップにもっとお金を遣ってほしいものです。
(多少の補助はありますが、まだ足りないと感じます)

今こそ、医院経営には
『マーケティング』が重要になってきますね。

次回以降、
マーケティングをお伝えしていこうと思います

 

6、まとめ

A、コロナ禍の政府の対応を自分の世界に当てはめて、同じようなことをしていたら冷や汗をかこう
B、言い訳・言い逃れは醜い。どうせ見抜かれる
C、院内の利害の調整ばかりに気を取れらて、スピード感が鈍ると命取りとなる