今回は、

「医院マーケティング 7(メディアの特性)」

に関してお伝えいたします。

1、今回の要点

・的の外れた広告出稿をしない
・SNSも細かい違いがある
・メディア選択は、ユーザーの『気分』が重要

 

2、コンサルが言うことは正しいのか?

コンサルタントがよく、

・「インスタを始めましょう!」
・「FB(フェイスブック)を活用しましょう」
・「PPC広告をしましょう」
・「今は公式LINEですよ」

と言っていると思います。

考えるべきは、

a、それぞれのメディアの特性
b、自医院の患者層の属性
c、その人は、どのようなタイミングで見るのか?
d、どんな気分で見るのか?

です。
特に、上記のdは、あまり言われないことだと思います。

 

3、無策の医院ブログ

今やSNSも広告ですね。

もちろん、SNSにお金を払って出す広告もありますが、
無料で行う投稿も、
量と質により広告宣伝となります。

そもそも、広告の目的は

「医院のブランドを上げて、集患に繋げること」

です。

よく見かけるのが、
医院ブログで、

「東京に行って、スカイツリーの前で写真撮ってきました~」
「大阪に行って、たこ焼き食べてきました~」

といったモノ。

なんの知性の欠片もない、
戦略やイメージなんて考えてもいない、
無知蒙昧な医院ブログ…

確かに、
読む方も堅い情報ばかりではしんどいので
たまにクダけた情報はあった方がいい。

が、
物事には順番があります。

a、すごいと感じる
b、近づき難さがある
c、私生活が見えないほど、どこか憧れがある

そんな人が
身近な、ユルさのある情報を発信するから
そこに価値が生まれるのです。

上記a~cがクリアしていない時からユルい情報を発信をしても
ただの
「その辺にいる人」
「その辺にあるブログ」

になってしまうのです。

まずは、医療従事者としての

『プロの情報発信』

があってから、
親近感のわく情報です。

 

4、メディアの特性

では、それぞれのメディアの特性はというと…

本当は、表と図解にして、
声でお伝えしたいのですが、
ここでは簡潔にお伝えいたします。

詳しくは、
後日、教材として販売してお伝えしようと思います。

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【Twitter】

・匿名での登録可ゆえに、投稿内容も人も煩雑
・拡散されると、広がりが広範囲
・幅広い年齢層が利用

【フェイスブック】

・利用者が中年層以上になってきている(40代以上)
・若者の利用が減ってきている
・待ち時間等、スキマ時間に、記事(文字)を読む
・ある程度、クローズドの世界

【公式LINE】

・対法人というより、一般人向け(マクドの「¥30引き」等には最適)
・LINEはビジネスモードでなく、プライベートモードの時に開く
・「勉強しよう!」という気分で読みに行くモノではない

【インスタ】

・若年者の女性ユーザーが多い
・文字よりも写真を見に行く
(例)スタッフ同士の関係性の良さも、文字で訴求するのではなく、写真で表現する
・有識者向けというよりは、浮かれた大衆向け
・高額治療を考えるような人が、insta内にいるかは疑問

【YouTube】

・広い意味でのSEO対策になる
・視聴者層は幅広いが、シニアは少ない
・娯楽として観に行く
・検索して、情報を取りに行くこともある

【リスティング広告】(検索広告)

・作成に手間はかかるが、一定の効果はある
・目的を持った人が(検索までして)積極的に見に来る
・最近のユーザーは、広告とわかっていて、クリックする

【ディスプレイ広告】(ユーザーの検索履歴に合わせて、自動的に表示させる広告)

・属性に合った人の目に入る
・何気なくネットを使っている時に目に入るだけ
・目的意識を持って、自発的に見に行こうとまではしない
・継続すれば、周知にはなる

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この辺りの、
「特徴」と「見に行く気分」
を考えた上で、

どのメディアを活用するかを考えてみてください。

例)
・「高額治療を考えている人を呼び込みたいなら、リスティング広告だな」
・「求人対策として活用するなら、instaだな」

 

 

5、まとめ

A、「USJ行ってきました~」系のブログばかりにしない
B、メディアの特性を捉えて、マーケティングに活用する
C、見に来る人の『気分』を考慮する