こんばんは。
クリニック専門 組織コンサル
ほうすう(鳳雛)の田原です。
 
 
 
我流で組織改革をするとどうなるか?
 
 
 
結論、
 
「やっぱり、やるだけムダなんだな」
 
という無力感に襲われます。
 
 
スタッフの心をくじきます。
二度目がもう、なくなります。
 
 
これは何も
想像の世界ではなく、実際の話です。
 
私が組織コンサルティングに伺った際、
これまでのことや、歴史を拝聴します。
 
それをまとめると、上記のようなことが少なくないのです。
 
 
 
 
 

1、我流の組織改革が上手くいかない理由

 
 
 
我流で組織改革をやっても上手くいくことは少ないでしょう。
 
 
なぜならば、
ほとんどの人の思考の根本が
 
「私は悪くない」
「悪いのはあいつ。あいつを変えれば全体が良くなる」
 
そう思っていることが多いからです。
 
 
 
ですから、
舵取りをしている人が、
 
「全体を良くしよう!」
 

「あいつを反省させて、考えを変えてやろう!」

 
と熱量高く取り組むのは、
『やる気』としては素晴らしいのですが、
 
多くの場合、
周囲の人は
「どの口が言ってんだ?」
「あんたこそ、率先して変わらないと始まらんでしょ」
 
と思っているわけです。
 
 
 
 
 
 

2、どうすれば組織改革できるか?

 
 
基本的には、
身内以外の人、
外部の人を入れるのがベストでしょう。
 
本当に組織を変えたいと思うのなら、
当社でなくてもいいので、
外部の人を入れてみてください。
 
改革のスピードが上がるはずです。
 
 
なぜならば、
まともなプロであれば
 
・同業の他社は、こういう壁がありながらも、変化できた
・スタッフのカタが感情的にならないアプローチをし、『自らの気づき』で結果、変化する
・好き嫌いの感情を入れずに『資質』と『行動』にフォーカスできる
 
 
 
このような経験や能力を持っているからです。
 
 
 
大切なのは、
 

『自分たちのチーム、メンバー、組織風土に合った施策かどうか』

 
の点。さらに
 

『その組織改革をする理由と必要性に、全員が腹落ちしているか?』

 
です。
 
 
逆を言うなら、
「誰かから一方的に押し付けられた施策では、どんなに正しいモノでも上手くいかない」
 
ということです。
 
 
 
現場の社員は、口を出さないだけで
 
・この業務は非効率で生産性が低いからやめた方がいいのに・・・
・こういうこと始めたら、患者様の満足度が上がるのに・・・
・やることなんて、どんどん増えるが、仕事の委譲ができない

等、思っているものです。
 
 
 
そういうものに対して
プロのコンサルタントは
 
・1on1で関係性を築いて、本音を話してもらい
・会議の場ではファシリテーターとして意見を引き出し
・役割分担を決め
・実際に行動が継続できているかの確認を行う
 
このようなことに力を発揮します。
 
 
 
これは、
ポジショントークでもなく、
宣伝記事でもありません。
 
「時間と労力を使って、逆効果になったら目も当てられない結果になる。
それは避けた方が、絶対に良いですよね」
 
 
という話です。
 
 
 
確かに、プロフェッショナルを入れると、
目先の費用はかかりますが、
 
いつまでも
スタッフが思ったような動きをしてくれないことにストレスを溜めるよりも、
短期集中で
シュパっと、
理想の状態に近づけて、
それがリバウンドしない構造を作る方が、
 
長期的には安い投資となるでしょう。
 
 
 
 
 

3、まとめ

 
A、基本、人間は「あいつが悪い。私は悪くない」と思いがち
B、組織改革には、広く一般向けのノウハウより、その組織の特性にあった施策が必要
C、高いヒアリング力・ファシリテート能力を持った人材がいないと改革は失敗に終わる