今回は、
 
「石破茂氏の発言と医院マネジメント」
 
に関してお伝えいたします。
 
 
 
 

1、今回の要点

 
・森加計問題で、失ったモノとは?
・医院スタッフがやる気を一気に失う具体例
・院長がまず、すべきこと
 
 
 
 

2、石破茂氏、森加計問題を語る

 
自民党総裁選で、
3人の候補者がメディア出演を積極的にされていますね。
 
 
私はもちろん、
仕事がありますから、
そんなに頻繁に見ているわけではありませんが、
 
・社会常識として

・仕事への例え話の材料

それらの観点から、ちょくちょく見るようにしています。
 
 
そんな中、
石破茂氏が、安倍政権の森友・加計問題に関して
ある発言をしていました。
 
それは…
 
 
 
・「モリカケ問題で、真実をウヤムヤにしたことにより、
どれだけモチベーションとパフォーマンスが下がった官僚がいることか!」
 

・「まともな官僚が、一生懸命仕事すれば、逆に、疎まれる。書類は書き換えられる。捨てられる」

 
このような主旨の発言でした。
これを聞いた瞬間、
私はこれまでの、
医院コンサルティングの中での、
スタッフ様との面談を思い出しました。
 
 
最初は、やる気満々で、
希望を持って入職したスタッフの方も、
トップや管理職がやらかした、つまらない
『尻拭い』
に、ムダに時間を割かれる事態によって、
完璧にやる気を失くしてしまったことは
1度や2度ではありません。
 
 
 
 

3、スタッフがやる気を失くした具体例

具体的には、
どのような例があるかというと…
・歩合の給料がある中で、先輩がこっそり、“良い患者”の担当を奪った
・院長が、保険診療で自費なみに過剰サービスをして、それにより、時間が延びていく。その遅延を待合室の患者様に謝るのはスタッフ
・院長の不手際による患者様のクレームを、院長が一言謝ればすぐ済む事態なのに、院長は隠れて、スタッフに謝罪を押し付ける

・院長が、患者様に対して好き嫌いがあり、好きな患者様には、他の患者様に比べて過剰サービスをする。患者同士が知り合いの場合、そのサービスの違いがバレて、スタッフがその火消し、言い逃れに時間を割かないといけない

 
ドキッとした人もいるかもしれません。
こういうことが院内にあると、
優秀な人材ほど、
バカらしくなって、
体のいい理由をつけて、去ります。
退職します。
 
 
 
 

4、まとめ

 
プロジェクトだの、
マーケティングだの、
あれこれ始める前に、
 

まずは自分自身、

「私の何かの行動で、スタッフのパフォーマンスを下げていないか?」
 
と自問することは大事。
 
自分を守らず、
自分を過大評価せず、
自分も足らないところがあると、
自分を疑うことがスタート。